幼児教育・保育無償化で保護者「子の将来へ貯蓄」
1面記事ベネッセ調べ
保護者は幼児教育・保育の無償化で負担が軽減された費用を「子どもの将来のための貯蓄」や「子どもの教育費」に使いたい―。ベネッセホールディングスが1日に発表した「幼児教育・保育の無償化への保護者の意識調査」の結果、そうしたことが分かった。
調査は3歳児から5歳児の保護者1444人を対象に9月13~16日、インターネットを使って実施した。
結果によると、無償化で負担が軽減された費用の使い道は「子どもの将来のための貯蓄・保険料」が31・0%で最も多く、「子どもの教育費など」が29・5%で続いた。「子どもに限定しない家庭の日常生活費」は18・2%、「子どものためとは限定しない貯蓄・保険料」は12・7%、「子どもの生活費」は6・0%だった。
調査対象者のうち、現在、子どもに習い事をさせていない保護者740人に「教育費をかけて子どもに期待すること」を複数回答で聞いたところ、「いろいろなことへの興味関心を持つこと」(47・4%)、「目標を決めてがんばる力」(43・2%)、「集中して物事に取り組む力」(43・1%)など、学びに向かう力を身に付けることへの期待が高い傾向がみられた。
「基礎的な体力や運動能力を身に付けること」(47・2%)や「体を動かす楽しさを感じること」(43・5%)への期待も高かった。