県内出身入学者数に課題残す 国際教養大
NEWS秋田県地方独立行政法人評価委員会
秋田県地方独立行政法人評価委員会は県内の公立大学の平成30年度業務実績に関する評価結果を公表した。このうち、国際色豊かな教育を展開する公立大学法人国際教養大学の評価結果を見ると、「A」評価<年度計画どおり実施している(100%以上)>がずらりと並ぶ中で、「学生の確保」と「大学院生の確保」だけが「B」評価<概ね年度計画を実施している(80%以上100%未満)>となった。
「学生の確保」については「一般選抜試験倍率は目標を達成しているものの、県内出身入学者数に係る目標未達成が続いており、県内出身入学者数の増加を目指した取組をこれまで以上に積極的に推進することが求められる」と評価された。
県内出身入学者数が学部入学定員の2割以上を目標に掲げているが、1・1割(20人<平成31年4月入学者>)にとどまっていた。
また、「大学院生の確保」に対しては「新たに大学院のPRポスターを作成するなど広報活動の強化に努めた結果、平成30年度の入学者数が募集定員を上回ったことは評価されるものの、大学院全体では収容定員を満たしておらず、引き続き大学院学生の確保に向けた取組が求められる」と評価した。