プログラミング教材を無償配布
1面記事内田洋行
公共関連やオフィス関連事業などを中心に展開している内田洋行(東京・中央区)は2日、小学校のプログラミング教材の無償提供を、同社の配信サービス内で開始した。茨城県教委からの委託を受けて開発したもので、プログラミング教育の指導に悩む教員を支援するために作成した。
配信を始めた「はじめてのプログラミング」は動画形式の教材。授業の導入から実践までを具体的に紹介している。内容には教員と児童のやりとりの例や、パソコン上でキャラクターを動かすソフトの操作方法などが盛り込んである。
茨城県教委は2018(平成30)年度、「小学校プログラミング推進事業」で教材開発の公募を行っていた。主に小学5年を対象に4月から同教材を活用している。
教材の無償配布の背景には、来年度から小学校でプログラミング教育が始まる一方で、授業で使用する教材の開発が不十分であることがある。
教材の利用は、同社の教育コンテンツ配信サービス「EduMall」を導入している学校が対象。登録するとデジタル教科書などのコンテンツを利用することができる。