最新の金融・経済情報で授業づくりを「証券・経済セミナー」開催
4面記事英国が「合意なき離脱」をした場合の影響を解説する伊藤氏
金融・経済の授業づくりに役立つ「証券・経済セミナー」の東京会場(主催=全国公民科・社会科教育研究会、協力=日本証券業協会)が7月30日~8月1日の3日間で開催された。同セミナーは最近の経済および金融・資本市場の動向等についてのタイムリーな情報や体験型教材に関する情報を提供し、今後の授業に役立ててもらうことを目的に毎年開催されており、高等学校・中学校の公民科・社会科等を担当する先生を中心に3日間で144名の参加となった。
講演では「日本経済」「中国経済」「欧米経済」など、テーマに沿って第一線で活躍するエコノミストや新聞社編集委員等が登壇し、金融・経済の動向を解説した。また、31日には、
・東京証券取引所
・日本銀行本店・貨幣博物館
・ANA機体工場
・キッコーマンもの知りしょうゆ館
―の中から選択式で実際に施設を見学できるプログラムも実施された。
最終日の午前の部では、「英国離脱を控える欧州連合(EU)の現状と日本経済への影響」をテーマに、伊藤さゆり氏(株式会社ニッセイ基礎研究所経済研究部 研究理事)が登壇し、英保守党党首選の結果を踏まえた今後の英国の動きなど、まさに時宜にかなったテーマを取り上げた。
なお、7月25日~8月22日にかけて、札幌・仙台・名古屋・大阪・広島・高松・福岡会場(東京会場以外の主催=日本証券業協会)でも同様のセミナーが実施され、11月には富山会場でも開催を予定している。
セミナーの問い合わせ=日本証券業協会 金融・証券教育支援センター
電話03・6665・6767(平日9時~17時 土日祝日除く)