特別展「正倉院の世界」東京国立博物館で開催
6面記事螺鈿紫檀五絃琵琶(らでんしたんのごげんびわ)
唐時代・8世紀
正倉院宝物【前期展示10月14日~11月4日】
東京国立博物館は、このたび天皇陛下の御即位を記念して御即位記念特別展「正倉院の世界―皇室がまもり伝えた美―」(協賛=岩谷産業、大和ハウス工業、凸版印刷、丸一鋼管)を開催する。
飛鳥・奈良時代の国際色豊かな造形文化に焦点を当て、皇室が守り伝えた正倉院宝物と法隆寺献納宝物を同時に公開。
正倉院宝物は、光明皇后が聖武天皇の御遺愛品などの品々を東大寺大仏に捧げられたことに由来し、およそ1260年にわたり守り継がれてきた。わが国で製作された美術工芸品や文書類、遠く大陸から伝わった国際色豊かな品々は、奈良時代の日本の文化や技術の精華を示すとともに、文化と人々の東西交流を確かに示す証でもある。
現在、東京国立博物館所管の法隆寺献納宝物は、1878年に法隆寺から皇室に献納、1947年に国へ移管された宝物300件で、飛鳥・奈良時代を代表する文化財だ。
本展は、両宝物をともに展示し、正倉院宝物をとりまく造形文化の世界をより広い視野から紹介する。日本を代表する文化財が一堂に会する稀有な機会であり、令和元年の本年にこそふさわしい、日本文化を世界に発信する。
【展覧会概要】
・名称=御即位記念特別展「正倉院の世界―皇室がまもり伝えた美―」
・会期=2019年10月14日(月・祝)~11月24日(日)
前期・10月14日(月・祝)~11月4日(月・休)
後期・11月6日(水)~11月24日(日)
※休館日は月曜日、11月5日(火)ただし10月14日(月・祝)と11月4日(月・休)は開館
・会場=東京国立博物館 平成館(上野公園)東京都台東区上野公園13―9
・開館時間=9時30分~17時
※金曜・土曜、11月3日(日・祝)、4日(月・休)は午後9時まで(入館は閉館の30分前まで)
問い合わせ=03・5777・8600(ハローダイヤル)展覧会ホームページ
https://artexhibition.jp/shosoin-tokyo2019/
(こんきょうけちあしぎぬのきじょく)
奈良時代・8世紀
正倉院宝物【後期展示11月6日~24日】