大観・春草・玉堂・龍子―日本画のパイオニア―
7面記事10周年記念特別展を開催
山種美術館
川合玉堂 <渓雨紅樹> 1946(昭和21)年 絹本・彩色 山種美術館
山種美術館は、広尾開館10周年を記念して、【山種美術館 広尾開館 10周年記念特別展】「大観・春草・玉堂・龍子―日本画のパイオニア―」を開催する。
近代日本画を代表する4人の画家、横山大観(1868~1958)・菱田春草(1874~1911)・川合玉堂(1873~1957)・川端龍子(1885~1966)の作品を一堂に展示する。
大観と春草は日本美術院において、さまざまな技法や表現を試み、革新的な日本画を生み出した。玉堂は官展を中心に活躍し、日本画における風景表現に新境地を拓いた。また、龍子は、再興日本美術院を脱退して自ら主宰する青龍社を創立、大画面の迫力ある作品を発表して画壇にインパクトを与えた。これら4人の画家に焦点をあて、彼らの画業をたどりながら、近代日本画の歩みを振り返る。
本展では、晩年の大観・玉堂・龍子3人による松竹梅展(1955~1957年)の当館所蔵の作品を全点展示するとともに、山種コレクションから各画家の珠玉の作品を紹介するので注目したい。
展覧会概要
名称=【山種美術館広尾開館 10周年記念特別展】「大観・春草・玉堂・龍子―日本画のパイオニア―」
会期=2019年8月31日(土)~10月27日(日)
※休館日は月曜日[ただし、9月16日(月)、23日(月)、10月14日(月)は開館、9月17日(火)、24日(火)、10月15日(火)は休館]
会場=山種美術館(東京都渋谷区広尾3―12―36)
開館時間=10時~17時 (入館は16時30分まで)
問い合わせ=03・5777・8600(ハローダイヤル)
美術館ホームページ=http://www.yamatane-museum.jp/
横山大観 <富士山> 1933(昭和8)年 絹本・彩色 山種美術館