公益財団法人中央教育研究所は「小中高大を接続することばの教育」を主題とした研究報告書をまとめた。英語の4技能を問う新しい大学入試制度の課題などについて研究者、高校教員などが考えを綴るなどしている。
　立教大学の鳥飼玖美子名誉教授を中心に2007（平成19）年に始まった研究活動の一環。報告書の冒頭では鳥飼氏は、「言語教育を考えるにあたっては、学校現場だけで教育が完結するものではなく、自律して学ぶことのできる力を育成する長期的な視野が必須」と訴えている。
　昨年9月には、東京大学の南風原朝和教授と、大学入試センターの荒井克弘名誉教授による講演を行っており、報告書にはその内容も掲載している。
　報告書全文は中央教育研究所のホームページに掲載されている。