制服のスカートとスラックス 女子高生25%「両方着たい」
2面記事メーカー調査
女子高生の4人に1人は制服でスカートとスラックスのどちらも着用したい―。制服の製造、販売を行う菅公学生服(岡山市)の調査で、女子高生のスラックス制服に対する考えが明らかになった。一方で、スラックスに対するイメージで「違和感がある」などの意見も挙がっていた。
調査を実施したのは3月。全国の女子高生600人を対象にインターネットで行った。
結果によると「スカートとスラックスのどちらも着たい」と答えた割合は全体の25・2%。「スラックス」は4・5%、「スカート」は3項目の中で最も割合が高い70・3%だった。
女子制服のスラックスへの考えでは、複数回答で「自由でよい」が41・0%で最も多かった。次いで「動きやすそう」が38・0%、「暖かそう」が28・8%だった。
別の意見では「違和感がある」で18・8%、「かわいくない」で18・7%、「女子高生らしくない」で16・2%などがあった。
結果について同社は「冬場の寒さ対策やLGBTの子どもへのジェンダーフリーの観点から全国の学校で採用する動きが拡大している」としている。
これまでの全国の動きでは、福岡市や北九州市で市内中学校の標準服の見直しに着手している。学校単位では千葉県柏市立柏の葉中学校などで選択制の制服を導入している。