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大阪の高校から撤去した低濃度PCB、所在不明に

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都道府県教委

 大阪府教育庁は18日、昨年度に大阪府立園芸高校で撤去された低濃度PCB(ポリ塩化ビフェニル)が所在不明であることを発表した。この低濃度PCBは、変圧器の中で使われていた絶縁油に含まれていた。
 PCBは人工的に作られた油状の化学物質で、慢性的な摂取により人体に被害が及ぶ。現在は製造・輸入ともに禁止されている。
 同庁によると、府工事監督員らが当時機器の搬出を施工業者に一任し、搬出後の機器の保管状況を確認しなかったことや、学校との情報共有が不足していたことを原因として挙げている。
 同庁はこれを受け、PCB含有機器の管理に関するマニュアルを全府立学校に配布し、毎年2回の府立学校事務職員対象に再発防止の研修を実施するなど対策を行う。また、府工事監督員らと学校の特管責任者間での情報共有をより密にさせ、機器搬出時の立会いや事前確認を徹底させる。

都道府県教委

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