福岡県が自画撮り被害の防止を呼び掛け、中高生に啓発カードを配布
NEWS 福岡県ではスマートフォンなどでの自画撮り被害の危険性を周知し対応策を知ってもらうため、啓発カードを作成した。自画撮り被害とは、SNSなどで脅しなどを受けて自分の写真をメールなどで送信させられること。27万3千枚のカードを県内の全中学校、高校、特別支援学校を通じて生徒に配布した。
カードには、自画撮り被害に遭わないために気をつけることや被害の相談窓口、啓発パンフレットを閲覧できるQRコードを掲載。パンフレットは県のホームページで公開しており、被害の事例などを示している。
同県によると、昨年度の自画撮り被害者数は全国が541人で、同県では35人だった。県内では被害者の約9割が中高生だという。
同県は自画撮り被害防止キャンペーンを実施するなど啓発活動に力を入れている。「福岡県青少年健全育成条例」では、裸体の画像などを青少年に要求することを禁止する規定を設けている。