フレーベル館

　新しい要領・指針で重要なこととして位置付けられている指導計画。それを作成する際のキーワードとして「子どもの姿ベース」ということが強調されている。
　「子どもの姿ベース」の指導計画とは、日々子どもが何に興味・関心を持っているかに着目する、柔軟で緩やかな計画。子どもがすることを保育者が認め、受け入れ、楽しむことが大切となる。
　「子どもの姿ベースの新しい指導計画の考え方」「０・１・２歳児　子どもの姿ベースの指導計画」「３・４・５歳児　子どもの姿ベースの指導計画」（無藤隆・大豆生田啓友編著、「子どもの姿ベース…」２６００円、「０・１・２歳児…」「３・４・５歳児…」各３１３２円、写真）の３冊には、「子どもの姿ベース」の指導計画の考え方、作成のポイント、各年齢の年間計画・月案・資料などを掲載している。
　義務的な作業になりがちな指導計画の作成を、子どもの姿をベースにして考え直すと、子どもも保育者も生き生きとした豊かな保育が生まれる。保育の質を高めることにもつながる一冊だ。
　フレーベル館＝Tel０３・５３９５・６６１３