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操作性と安全性が秀逸 学校施設での避難・消火活動を容易に

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施設特集

鋼製ドア「エアローテ」

 火災時の円滑な消火活動と安全な避難をサポート。シャッター業界の大手=三和シヤッター工業(本社・東京、高山盟司社長)は、火災時の消火活動を円滑にし、安全な避難経路を確保する“開放力軽減機構付き鋼製ドア”「エアローテ」を開発。5月中旬から全国発売を開始した。
 これは特別避難階段の付室や、非常用エレベーター乗降ロビーに設置するためのスチールドア。従来、火災が発生した際の避難経路や消防隊の侵入経路、消防活動拠点を保護するために、付室に煙が入らないようにする「加圧防排煙方式」という方法があったが、付室に給気による高い圧力がかかりやすく、隣接室との間に圧力差が生じることもあり、ドアの開放が困難となって避難活動や消防活動に支障を生じるケースがあった。
 そこでこの「エアローテ」は扉を戸先側と戸尻側に二分割。両者の間に隙間をつくり圧力差を解消。100N(ニュートン)という極めて軽い力で扉を開放できるように工夫した。また使用シーンに合わせた操作性・安全性を確保するため、防災盤から受ける火報信号と連動した電気ストライクと自動本締錠を採用。通常時は1枚扉として、火災時は戸先扉と戸尻扉の連結が解除された機構ということもあり、それぞれ開放することが可能だ。

 問い合わせ=三和シヤッター工業(株) 電話03・3346・3011
 https://www.sanwa-ss.co.jp

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