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小学6年生女子の「将来就きたい職業」、教員は1位に上昇

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 化学繊維業のクラレが今春、卒業を迎えた小学校6年生を対象に、将来、就きたい職業を調べたところ、教員は女子で1位、男子で8位だった。前年度は男女とも3位。教員採用試験の倍率が低下する中、小学生の段階では、教員が一定の人気を持ち続けていることが分かった。
 男子が就きたい職業の1位は昨年同様「スポーツ選手」。競技の内訳は、サッカーや野球に続いて初めてeスポーツも登場した。背景として国内でeスポーツのプロリーグが発足するなどしており、子どもたちの関心も集まっている。また「大工・職人」が昨年16位から6位に大きく順位を上げた。昨年3位だった「教員」は8位に順位を落とした。
 女子の1位は「教員」、2位に「保育士」と、子どもに関わる職業が上位に入った。昨年男子同様に3位だった「教員」が今回順位を上げた。10位以内では3位「看護師」、9位「医療関係」と医療職が目立つが、昨年1位だった「医師」は医学部の不正入試問題なども影響したのか、9位に順位を落とした。
 この調査は、使い終わったランドセルを海外に寄贈する同社の社会貢献事業に協力した子どもたちを対象とした。

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