埼玉県教委は6月24日、県立高校4校を2校に再編する案を発表した。生徒数の減少を背景に、特色ある高校を目指したもので、新たに、普通科・農業科・工業科を設け、学科間や地域と連携をする高校、進学を重視しながらも、地域と協働した探究的な学習を行う高校を設置する。
　3学科を置く高校は、児玉白楊高校と児玉高校を統合し、地域産業を支える人材を育成するとして設置する。普通科では農業科、工業科の学びを取り入れ、農業科、工業科では地域と連携し、実践的な職業教育を行う。
　進学と地域との協働に力を入れる高校は、飯能高校と飯能南高校を統合して設置。地域の人たちや国内外の高校生との交流、地域を題材とした探究活動などを行う。
　再編成の対象となった4校は、飯能南高校が令和2年度まで、他3校が4年度まで募集を続ける。
　同県ではこれらの案についての意見を募集している。期間は7月23日まで。詳細は同県教委のホームページから確認できる。