池の水をぬいた!ため池の外来生物がわかる本
18面記事加藤 英明 文
越井 隆 イラスト
私たちの周りには池がある。その数は全国で21万カ所。瀬戸内海を囲む地域は雨の量が少ないために、ため池が多い。
昔は3~5年に一度、農閑期にため池の水を抜いた。かいぼり漁だ。池の底をきれいにして天日干しをし、水を張る。土の中の余分な栄養を減らす。また最近、飼い主が捨てたり、外国から荷物の運搬に付着して運ばれるため外来生物が増え在来生物が減った。生態系を戻すため、かいぼり漁をして種の絶滅を防ごうと主張している。(小学校低学年から)
(1512円。徳間書店 Tel049・293・5521)
(望)