日本の高校生や中学生が知っておきたい 日本・台湾関係史
20面記事山浦 寿 著
長野県の公立高校校長、県教委教育参事、信濃史学会会長などを務めた著者が、それぞれの国の関わりを平易に説く。
本書では、豊臣政権の台湾接近から始まる前近代での関わり、近代での発展、植民地支配に台湾の人々の対抗する様子、第2次大戦後の関係の変化から、台湾の歴史教科書は「日本」をどう扱ってきたか、現在進んでいる若者たちによる新たな交流の動向などを全6章で構成した。
日本とは「非政府間の実務関係」にとどまる中で、教育現場では積極的に教える機会は少ないといわれる。
長野県には台湾からの教育旅行訪問、県内生徒との交流という変化が生まれている。台湾との国際交流を進める上で参考となるよう一冊の資料にまとめ自費出版した。
入手を希望する学校関係者には、1部千円の頒価で提供している。
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