日本最大の教育専門全国紙・日本教育新聞がお届けする教育ニュースサイトです。

特別展「三国志」東京・九州で開催

4面記事

企画特集

罐(かん)
白磁 後漢~三国時代(魏)・3世紀
2008~2009年、河南省安陽市曹操高陵出土河南省文物考古研究院蔵

 東京国立博物館(平成館・上野公園)と九州国立博物館(太宰府天満宮横)は、日中文化交流協定締結40周年を記念して、特別展「三国志」(後援=外務省、中国国家文物局、中国大使館、協賛=大日本印刷、三井住友海上火災保険、三井物産)を開催する。[東京会場は7月9日(火)、九州会場は10月1日(火)から開催]
 本展は、「リアル三国志」を合言葉に、漢から三国の時代の文物を最新の成果によって読み解いていく。
 魏の基盤を作った曹操の墓が2009年に河南省安陽市で発見された。学者からの注目を集め、現在も調査研究が続いている。実物ならではの説得力と、歴史書や物語をしのぐ迫力がある。本展ではこの曹操高陵の実像に迫る。
 みどころは、三国志研究史上最大の成果で、海外初出品となる河南省の曹操高陵出土品、呉の皇族クラスの墓と目される上坊1号墓など。最新の発掘成果が目白押し。2019年、本展から三国志の「新時代」が始まる。

【展覧会概要】
 名称=日中文化交流協定締結40周年記念特別展「三国志」

東京会場
 会期=2019年7月9日(火)~9月16日(月・祝)※毎週月曜日、7月16日(火)は休館[7月15日(月・祝)、8月12日(月・休)、9月16日(月・祝)は開館]
 会場=東京国立博物館 平成館(東京都台東区上野公園13―9)
 開館時間=午前9時30分~午後5時(毎週金・土曜日は、午後9時まで)※入館は閉館の30分前まで
 問い合わせ=Tel03・5777・8600(ハローダイヤル)

九州会場
 会期=2019年10月1日(火)~2020年1月5日(日)※毎週月曜日、10月15日(火)、11月5日(火)、12月23日(月)~31日(火)は休館[10月14日(月・祝)、11月4日(月・休)は開館]
 会場=九州国立博物館3階(福岡県太宰府市石坂4―7―2)
 開館時間=午前9時30分~午後5時(毎週金・土曜日は、午後8時まで)※入館は閉館の30分前まで
 問い合わせ=Tel050・5542・8600(NTTハローダイヤル)

 展覧会ホームページ=https://sangokushi2019.exhibit.jp/


方格規矩鳥文鏡(ほうかくきくちょうもんきょう) 青銅製 後漢~三国時代・2~3世紀
1955年、遼寧省遼陽市三道壕1号墓出土
遼寧省博物館蔵

企画特集

連載