2校5年分の学校だよりを冊子に
6面記事相模原市立内郷小前校長の高野さん
昨年度まで相模原市立内郷小学校で校長を務めていた高野朝枝さんはこのほど、「学校だより」や論文などの資料をまとめた冊子を作成した。「学校だより」はおよそ週1ペースで発行し、2校5年分を掲載。同市立根小屋小学校時代は「根っこを太くたくましく」、内郷小学校時代は「一歩前へ、一段高く」をテーマにした。
根小屋小の「学校だより」の着想の一つは、相田みつをさんの詩。美しい花を支えているのは幹であり、幹を支えるのは目に見えない根であることから、学校・家庭・地域が連携して栄養を与え、子どもの将来のためにたくましい根を育てていこうという思いを込めた。同校では特に、教師集団が本気で教育活動に取り組む体制づくりと子どもの自己肯定感の育成に力を注いだ。
高野さんの「学校だより」の特徴は、写真が豊富で「見ていて楽しめる」紙面が多いこと。見出しが大きく、印象的な言葉が並び、思わず読みたくなる。保護者や地域に、しっかりと伝えることを意識して制作してきたことが、よく分かる。