スマホ「ルールなし」家庭増える 岡山県、実態調査
NEWS 岡山県教委は、スマートフォンなどの利用に関する実態調査の結果を公表した。家庭内でのルールを設けている割合は、前年度と比較して小学校、中学校、高校いずれも減少した。小学生は53・5%で7・0ポイント減、中学生は46・7%で4・2ポイント減、高校生は21・2%で1・2ポイント減となった。
調査は、小学4年生から高校3年生までを対象に、昨年12月に行った。スマートフォンなどの利用について、今回の調査を受けて同県教委は課題として、前年度と比べ、フィルタリングを設定している子どもの割合が全校種で減少したこと、スマートフォンなどを平日に3時間以上利用する割合が全校種で増加したことを挙げた。
一方、スマートフォンなどを学習に利用すると回答した割合が前年度より増加したことを、取り組みの成果とした。
同県教委はこれまでに、スマートフォンの正しい使い方を議論する「スマホサミット2018」の開催やネット依存防止マニュアルの作成を行ってきた。
毎年12月に行っている調査も今回で5回目となった。県内の小・中学校、高校の中から抽出された学校において、各学年から1クラスを選んで実施。合わせて7607人の児童生徒が回答した。