「新 保育の心もち~まなざしを問う~」秋田喜代美・東京大学大学院教授が執筆
6面記事 制度が大きく変わる中、保育には日々の暮らしの中での「温故知新」というまなざしが必要―。「新 保育の心もち~まなざしを問う~」(秋田喜代美・東京大学大学院教授著、1620円)には、秋田教授による「これからの保育への提言」などが詰まっている。
本書は、本紙で連載している秋田教授執筆「続・保育のこころもち」91~132回の中の40回分に加え、ひかりのくに(株)発行の雑誌に執筆した原稿を加えた内容となっている。今回、初めて写真家の篠木眞氏が撮影した子どもたちの写真を掲載。その生き生きとしたまなざしから「何が見えているのか」を自分自身に問い掛け、日々の保育について考えることができる。
園は「地域において新しい公共を生み出す原点」と考えている秋田教授。園やさまざまな場での対話の契機となり、一人一人が育つ喜びを分かち合える一冊となっている。
ひかりのくに(株)=Tel06・6768・1151