低所得世帯の子、「授業が分かる」は少なく
NEWS 和歌山県が県内の小学校5年生、中学校2年生とその保護者を対象に行った調査で、所得水準が低いほど、学校の授業がいつも分かると答えた割合が少なくなることが分かった。「いつも分かる」と答えた割合は調査対象全体で見ると小5が40・5%、中2で25・6%だったが、経済的困窮世帯に分類した世帯に限ると、それぞれ32・7%、17・5%にまで下がる。
この調査は昨年7月に行った。小5、中2ともにそれぞれ8000世帯弱を対象とし、有効回収率は40%台だった。
この結果から県では、「学校を子どもの貧困対策のプラットフォームと位置づけ、学力を保障する必要がある」などとまとめている。