都教委が高校生と教員に「メッセージ」、校内掲示など求める
NEWS 東京都教委は11日、都立高校の生徒と教員それぞれに対し、悩んだら大人に相談すること、体罰を生まないようにすることなどを求める文書をまとめ、公表した。生徒向けは校内に掲示し、教員向けは直接送るとしている。
生徒向けの文書では、「自分たちだけでは解決できないと思った時には、まず、保護者の方や先生など身近な大人に相談してみましょう」と呼びかけている。その上で、高校生の間で広く普及しているLINEを使って相談できる仕組みがあることを紹介した。この文書は都立の特別支援学校などにも掲示を求めている。
教員向けの文書では、「児童・生徒への指導や外部への対応に苦慮するケースもある」として、担当教員を孤立させないようにすると共に、「体罰を絶対に許さない学校風土を一層強固なものにすることにも努めていただきたい」と訴えている。