千葉県野田市で起こった児童虐待死事件を受けて文科省などが行った全国調査で、都道府県別の状況が明らかになっている。この調査は今年２月１日以降、２月14日まで１日も登校していない子どもについて調べたもので、幼稚園から高校まで、また、保育所と障害者通所支援事業所も対象とした。
調査対象となった子どもの人数が最も多かったのは千葉県。教職員らが状況を調べるために対象となった家庭を訪ね、面会できた件数が最も多かったのも千葉県だったが、学校と学校外の関係機関で虐待の可能性がある子どもの情報を共有した件数は大阪府が最も多かった。
面会できなかった件数が最も多かったのは東京都だった。面会できず、虐待の可能性があるために学校と学校外の関係機関が情報共有した件数も東京都が最も多かった。