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プログラミングで学びたい内容、小学生男女で傾向分かれる

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 学研教育総合研究所は、小学生の日常生活や学習などについて本年度の調査結果をまとめた「小学生白書Web版」を公表した。新学習指導要領で必修化されるプログラミング教育では、男子は「ロボット」や「ゲーム」、女子は「絵」や「音楽」と、学びたい内容が分かれることが分かった。
 調査は昨年9月、小学校1年生から6年生までの子どもと保護者を対象に、インターネット上で実施。各学年の男女100人ずつと保護者の計1200組から回答を得た。
 プログラミングで学びたいことを複数回答で尋ねたところ、男子全体では「ロボットや機械を動かしたい」(47・8%)、「ゲームを作りたい」(39・3%)に人気が集まった。ロボットや機械については、特に1年生(55・0%)、2年生(51・0%)で関心が高かった。
 女子では全体で「絵を動かしたい」(31・2%)が最多。ロボットや機械、ゲーム以外にも、「曲を作りたい」(17・8%)と興味を示す子どもが多かった。
一方、「とくにやりたいことはない」と答えた児童は全体で27・5%に上っている。
保護者への調査では、「とくに学ばなくてもよい」が22・3%と最も高い割合を占めた。「興味を持つところまで」(22・0%)、「プログラムを継続して学ぶところまで」(21・7%)が続いている。同研究所は、プログラミング教育の意義や具体的な学習内容などが「保護者にはまだ十分に浸透していない」と分析する。
 同研究所は平成22年から小学生への調査を続けてきた。幼児や中学生、高校生の調査結果もウェブサイトで公開している。

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