どの学校でもできるICT活用
6面記事タブレットを使って体感
香川県教育センター研究発表会
平成30年度の香川県教育センター研究発表会が、2月15日に開催された。今回は、「情報教育に関する調査研究~どの学校でもできるネットワークを活用した授業実践~」、「全国学力・学習状況調査及び香川県学習状況調査の結果分析」、「アクティブ・ラーニングの視点から実現する学びの質の向上に関する調査研究~学びのプロセスの工夫改善を通して~」の3本の発表があった。
このうち、情報教育に関する調査研究の発表は、デジタルコンテンツの作成、デジタルコンテンツの活用、ネットワークの運用の3会場に分かれて行われた。香川県では、これまでも情報活用能力に関する研究を行っている。昨年度は授業づくりのポイントを、「教師の協働的な学び」、「児童生徒がICTを活用」、「ICT機能を生かした授業」の3点に整理。本年度は、そのポイントの普及に向けて、どの学校でもできるように様々なICT環境に応じる方法を研究している。
デジタルコンテンツの作成の会場では、「カメラ・ビデオ編集アプリによる作成」、「ワープロ・プレゼンアプリによる作成」など、実際のコンテンツをデモンストレーション用に用意したタブレットで参加者に体感してもらいながら発表した。
なお、「情報教育に関する調査研究」と、「全国学力・学習状況調査及び香川県学習状況調査の結果分析」の発表資料については、香川県教育センターのホームページからも閲覧できる。
研究発表会では、このほか上野耕史・国立教育政策研究所教育課程調査官の講演「これから求められる学校教育の在り方~学習指導要領改訂を踏まえて~」があった。