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ロボット動かすプログラムでコンテスト表彰

2面記事

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小・中対象
ソフトバンク

 ソフトバンクグループが開発した人型ロボットの「pepper」を学校に貸し出し、プログラミングを体験してもらう事業の一環として、小・中学生を対象としたコンテストを開いて2年目に入った。本年度の金賞は小学校部門で岡山県新見市立野馳小学校、中学校部門で静岡県藤枝市立葉梨中学校、クラブ・部活部門で静岡県掛川市立北中学校がそれぞれ受賞した。
 この事業は「pepper社会貢献プログラム」の名で平成29年4月に始めた。ロボット本体に加え、教材などを3年間にわたって貸し出してきた。
 コンテストではロボットを動かすプログラムを組み、実際にロボットを動かしながら、児童・生徒がプログラムについて解説。その模様を審査した。小学校部門では「身の回りで役立つ」、中学校部門では「社会の課題を解決する」という主題を設けている。
 金賞を受賞した野馳小の児童は、市内が昨年7月の豪雨で被災したことから、ロボットを避難所で活用するプログラムを作った。避難してきた人たちが少しでも安らげるよう、昔話を語るなどの機能を持たせた。
 葉梨中の生徒は、市内にある高速道路のパーキングエリア(PA)で中国人の客が増えていることへの対応に追われていることから、中国語を話すプログラムを作った。3日間、PAに設置して実証実験も行った。
 掛川市立北中は、身近な学校生活をより良く送るためのプログラムを組んだ。ロボットを相手に英会話の練習ができたり、夜間は校内を警備したりする機能を持たせた。

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