今、もっとも注目される教育旅行先「広島・瀬戸内海・松山新定番ルート」
12面記事道後温泉本館(c)TEZUKA PRODUCTIONS
多彩なテーマ別体験交流メニューが充実
平和学習や世界遺産学習の地である広島と愛媛・松山を結ぶエリアは、島々が織りなす風光明媚な風景と歴史・文化・産業など多様な資源の宝庫。
こうした瀬戸内海の魅力を最大限に引き出しながら、松山・道後やしまなみ海道を組み合わせた教育旅行が注目を集めている。
ある学校の生徒アンケートでは満足度98・9%をはじき出した広島・瀬戸内海・松山ルート。松山市は、教育的視点から地域の資源を磨き上げた、多様なテーマ別の体験メニューを提供している。
広島からはチャーター船の利用で1時間ほど。移動がスムーズな上、瀬戸内海クルーズという貴重な体験メニューになる。
晴天率も高く運航率はほぼ100%と計画も立てやすい。
現在、道後温泉本館は、保存修理工事を行っているが、一部営業しながらの工事であり、引き続き入浴は可能だ。さらに、入り口を明治の改築当時に使用されていた北面に移し、ライトアップを行うなど、工事中ならではの魅力あるイベントが開催されている。
また、日本最古といわれる温泉に相応しい飛鳥時代の建築様式を取り入れた湯屋がコンセプトの新たな温泉施設「道後温泉別館 飛鳥乃湯泉(あすかのゆ)」が誕生した。愛媛の伝統工芸と最先端アートがコラボした新たな温泉文化の発信拠点として賑わっている。
そして、地域資源を活用したさまざまな体験メニューも充実している。人気のしまなみ海道では、世界でも珍しい橋上サイクリング体験、また柑橘王国・愛媛ならではの「みかん狩り」体験を通して、自然を満喫することができる。
さらに、俳句のまち松山ならではの人気の体験が、句会ライブだ。
講師が巧みな進行で、楽しく生徒、先生の俳句を評価する。会場は、笑顔で包まれ、生徒の隠れた才能が明らかになると評判だ。
道後温泉エリアでは、夕食時の会席料理のマナー研修や、夕食後の商店街散策など、時間を有効活用できると好評だ。
ますます注目が集まる瀬戸内・松山へのコースづくりは、企画段階からサポートしてくれる松山市へ。
問い合わせ
松山市観光・国際交流課 修学旅行担当 Tel=089・948・6558
道後商店街での夜間散策