新指導要領、小・中教員ら学ぶ
2面記事長崎・五島市で教育セミナー
本社など主催
移行期間に入った新学習指導要領の研修を目的とした「教育セミナー九州2019in五島」が1月19日、長崎県五島市の福江文化会館で開かれた。日本教育新聞社、長崎県教育会、五島市教育委員会が主催し、文科省と九州各県教委などが後援した。五島市での同セミナー開催は6年ぶり2回目で、同日は長崎県内外から小・中学校教員など約300人が参加した。
テーマは、大村市を会場とした前年のセミナーに続き、「新学習指導要領に基づく学習指導のあり方」。最初に文科省教育課程課の松永賢誕課長が「新学習指導要領の基本的な考え方・ポイント」と題して基調講演し、改訂の要点について解説した。
次いで、幾央大学大学院の島恒生教授が「『特別の教科道徳』の指導のあり方~『考え・議論する道徳』の実現に向けて~」と題し、また、文科省の直山木綿子教科調査官が「これからの外国語教育と指導のあり方」と題し課題講演。今期改訂の重要な柱である道徳と外国語について説明した。
最後に、中央教育審議会委員の天笠茂・千葉大学特任教授が「新学習指導要領を踏まえたカリキュラム・マネジメントと授業改善」と題して総括講演し、締めくくった。