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AIとの英会話を通じて4技能を学習

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AIにより特定された苦手分野が表示される

「テラトーク」
ジョイズ

 小学校での先行実施など、大きな変革期を迎えている英語教育。特に大学入試では既存のセンター試験から「大学入学共通テスト」への移行に伴い、英語の評価も「読む・聞く」の2技能から「話す・書く」を加えた4技能での評価となった。
 この4技能への対応は多くの学校現場での課題だが、評価基準が担当者によって異なる恐れがある点などから、スピーキング評価の定量化ツールの開発が多くの教育機関から求められている。
 そんな中、ジョイズ株式会社(東京都品川区)は学校現場で使用できる、スピーキング評価の定量化をはじめとした4技能に対応した英会話アプリ「テラトーク」を開発した。
 同アプリは、AI(人工知能)との英会話を通じて4技能を学習することができる。授業などで設定した特定の生徒グループに対して、AIとの間で行われた実際の英会話を基に文法情報や語彙、発音、流暢さなどを総合的に評価し、グループ内偏差値の算出が行える。生徒のスピーキング力を定量的に可視化することで、指導の方法や順番、スピーキング教材の難易度の調整などが可能となり、数値に基づいた授業計画を行うことができる。


4技能に対応したさまざまな学習が行える

可視化で客観的・効果的な学習を
 日本体育大学柏高等学校(千葉県柏市・氷海正行校長)は同アプリを導入した結果、民間の英語の検定試験合格者数が1・9倍に増加したという。
 同校の英語科主任小西智子教諭は「英語の4技能の1つである『話す』を上達させるために客観的であることは教員・生徒の両者にとって、改善のしやすさ、指導のしやすさにおいて必要な情報です」とスピーキング力可視化のメリットを語る。
 スピーキング力の測定に関しては「どこまで知識や技能が定着しており活用できているかが分かりにくいという特徴があります。発音、アクセント、イントネーションにおいて一定の基準で正誤の判断ができることは、スピーキングの技能向上、ひいては英語の4技能化を進めていく上で非常に有効であると思います」と他の3技能(読む・聞く・書く)の向上にも関連してくるという。
 小西教諭は「本人の苦手な発音などが可視化されることで意識的に発音練習を行えることは、やみくもに練習するより何倍もの効果を生むと考えられます」と同アプリ活用の可能性を語ってくれた。

 問い合わせ=ジョイズ株式会社 電話03・6804・3190

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