東京都の管理職選考、「副校長」を避ける傾向顕著に
NEWS 東京都教委が公表した本年度の教員の昇任試験の結果によると、依然として管理職への志望は低迷する一方、校長への昇任試験は小・中学校で4倍に達し、激務とされる副校長職を忌避する傾向が読みとれる。副校長への昇任試験となる管理職選考は定員割れこそなかったものの、517人が受験して471人が合格。競争率は1・1倍だった。
管理職選考を受けるためには、主幹教諭・指導教諭などを務めた経験が必要。本年度は主幹教諭・指導教諭選考の競争率も1・1倍と低かった。
校長選考の競争率は全校種合計で3・9倍。小学校と中学校はそれぞれ4・0倍、高校は3・9倍、特別支援学校は2・5倍だった。