日本最大の教育専門全国紙・日本教育新聞がお届けする教育ニュースサイトです。

教職大学院の特色ある取り組みを報告

4面記事

企画特集

日本教職大学院研究大会

 教職大学院は、平成20年度に「高度専門職業人養成としての教員養成に特化した専門職大学院」として19の大学院で開設。設置数が徐々に増え、来年度(平成31年度)には54(入学定員2054人 ※予定)になり、ほぼ全国の都道府県に設置されるようになった。
 昨年12月、日本教職大学院協会(会長=福田 光完・兵庫教育大学学長)は東京都内で研究大会を実施。「教職大学院の特色ある取組」をテーマに、全国から関係者が集まった。
 全体会では冒頭に、文部科学省の柳澤好治教育政策課長が基調講演を行った。教職大学院の強みとして、「変化への対応力とそれを支える理論と実践力」「つながれる相手とその可能性の多様さ」と解説。また、課題として、教育委員会との連携や、教職大学院の強みや特色を打ち出すことを強調した。
 このほか、新潟大学、信州大学、立命館大学、岡山大学の教職大学院の実践報告を交えたパネルディスカッション、53の教職大学院の学生によるポスターセッション、17の教職大学院による「実践研究成果公開フォーラム」が行われ、今後の教職大学院のあり方について、活発な意見交換が行われた。


ポスターセッションで実践報告をする大学院生

企画特集

連載