東北大、2021年度入試に英語認定試験の結果求めず、国語記述式も原則活用なし
NEWS 東北大学は5日、2021年度入試で一次試験に当たる共通テストのうち、英語では認定試験の結果提出を受験者に求めない考えを示した。国語では、記述式問題を原則として合否に用いない方針だ。
英語認定試験について「公平公正な受検体制の整備や成績評価などに関しこれまでに様々な問題が指摘されて」いるとの見方から、出願時の提出を見送った。2022年度以降については、さらに検討する。
国語の記述式問題は、基本的に合否の判断に使用せず、合否ラインに同点の志願者が並んだ場合のみ、成績評価を参考にするという。理由に、既存の試験で一定の記述式問題を出題していること、大学の考えに段階別評価の点数化がそぐわないことなどを挙げた。
2021年度入試から始まる共通テストは、英語で「読む」「聞く」の能力を測る筆記試験の実施と、民間の検定試験を利用した英語認定試験を導入する。国語と数学では、これまでのマーク式問題に加え、記述式問題を加えることが決まっている。
志願票には、自己の主体性を評価するチェックリストを設けることを明かした。リストの詳細などは後日公表する見通し。