フットマーク、重さ感じにくい通学かばんを発売
NEWS 水泳用品などを取り扱うフットマーク(東京・墨田区)が、重さを感じにくい構造の中高生向けかばん「RAKUSACK(R)BASIC(ラクサックベーシック)」を11月20日に発売した。全国的な問題となっている子どもたちの重い通学かばんの問題を受け、重さによる体への負担を軽減することを目指して開発された。
ラクサックベーシックはリュックサック型。かばんの中は教科書やノートを固定でき、肩掛け部分には体とかばんとの隙間をなくす構造を採用した。同じシリーズの製品よりも生地をやや薄くし、380グラム分を軽くした。
色はブラックのみで、価格は7992円。全国の学校用品小売店などで販売する。
通学かばんが重くなった理由に、授業内容の増加で教科書のページ数が数年前より増えたことがある。中高生の場合は部活動などもあり、通学時の荷物の重さは平均10キロとも言われている。
子どもの身体への影響が問題視されるなか、9月には文科省から各教委などへ、子どもたちのかばんの重さや量への配慮を促す通知があった。改善例の一つに、教科書を学校に置いていく「置き勉」が挙がっている。