3月の女児虐待死事件で都が報告書、幼稚園には「転出届」
NEWS 香川県から東京都に転居してきた5歳の女児が保護者からの虐待を受けて今年3月に死亡した事件について、再発防止策などを検討してきた東京都児童福祉審議会は14日に報告書をまとめた。
転居前には香川県の児童相談所が、女児が通っていた幼稚園に見守りを依頼していたことなどを明らかにした。その幼稚園には退園届けが提出され、以後、児童相談所などが状況把握に努めたが事件を防ぎきれなかったことなどを記した。
女児が亡くなる1カ月あまり前には都内の自治体に転入届が提出され、小学校入学説明会で女児の姿が確認できる可能性があった。子供家庭支援センターが確認を試みたが、女児の姿は見当たらなかったとした。