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小学校低学年で暴力行為、いじめが大幅増加

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文部科学省

文科省 問題行動調査

 文科省は25日、平成29年度の「生徒指導上の課題に関する調査」の結果を公表した。昨年度と比べると、小学校低学年での暴力行為やいじめの認知件数が大幅に増加した。
 暴力行為の発生件数は小学校・中学校・高校で6万3325件(昨年度5万9444件)だった。中学校で2万8702件(同3万148件)、高校では6308件(同6455件)と減少傾向にある。一方、小学校は2万8315件(同2万2841件)と増え、児童の間での暴力が約7割を占めた。
 学年別の加害児童・生徒数は依然として中学生が多いが、昨年度と比べると小学校1年生が37・0%、同3年生が31・5%増加。小学校低学年での発生が目立っている。
 いじめの認知件数はすべての校種で増加した。特に小学校では全体で33・7%増と大幅に増えた。暴力行為と同様に低学年や中学年で顕著だった。

文部科学省

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