和歌山県教委

　和歌山県教委は2020年度までに、すべての学校でのエアコンの導入を目指す方針を固めた。和歌山県教委は、近年の夏場の猛暑は厳しく、公立小・中学校での部活動や校外活動等の教育活動だけでなく、「学習環境の悪化から学習面へも悪影響を招きかねない状況になっており、児童生徒への健康面への影響も危惧される事態」と強調。学校のエアコン整備が進んでいない自治体に対して、設置費用の３分の１が補助される国の「学校施設環境改善交付金」を活用して整備することを促している。
　和歌山県教委によると、同県内公立学校の普通教室の空調整備率は、小学校は69・３％、中学校は72・６％。県立の高校と特別支援学校は2008年までに整備が完了している。市町村別では17の市町で整備が完了している一方、整備率が一ケタに止まる自治体もあり、同県教委では積極的な取り組みを呼び掛けている。