日本最大の教育専門全国紙・日本教育新聞がお届けする教育ニュースサイトです。

年齢別の交通事故死傷者数 歩行中は小1、自転車乗用中は高1が最多

NEWS

Topics

 警察庁は27日、令和2年から令和6年までの5年間に発生した交通事故の分析結果を公表した。年齢別の死傷者数では、歩行中は小学1年生の7歳が3436人、自転車乗用中は高校1年生の16歳が1万7141人で最も多かった。子どもの交通事故は、新年度が始まる4月から6月にかけて増加する傾向にある。
 歩行中の事故で死亡したり、重傷を負ったりした幼児496人・児童1875人の状況を分析すると、幼児は遊戯中、児童は下校中が最も多かった。
 事故の原因に法令違反があったかを調べると、幼児の約4割、児童の約3割を「飛び出し」が占めていた。5年間で歩行中の事故により死亡・重傷を負った3万8480人のうち、飛び出しが原因だった割合(3・6%)と比較すると、子どもの事故での飛び出しの多さが目立つ。特に小学1年生は「魔の7歳」とも呼ばれ、死亡・重傷事故が多いことで知られている。
 自転車事故での死亡・重傷者数は、小学生1205人、中学生1316人、高校生が2556人だった。状況別では、中高生は登下校中が多く、中学生で約4割、高校生では約7割を占めていた。
 4月6日から15日まで全国交通安全運動が行われる。

Topics

連載