民間団体が大学進学に関するジェンダーギャップ白書
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性別や出身地による教育格差の是正などを目指している特定非営利活動法人の「#Your Choice Project」は5日、「大学進学におけるジェンダーギャップ白書」を発表した。独自調査の他、公開情報を使って高校、大学、家庭、塾などさまざまな角度から、女性をめぐる状況を明らかにした。高卒後すぐに進学せず、次年度の受験に臨む「浪人生」の経験率は男性に多いことから、性別による進学格差につながる可能性を指摘している。
この団体は令和3年に活動を開始。令和5年には高校生を対象とした調査を行い、性別や出身地によって進学に対する意識が異なることを明らかにしている。
白書は、この調査をはじめ、公開資料を分析するなどしてまとめた。
浪人生に関しては、令和5年度の学校基本調査から、年齢別大学入学者数を比べた。
19歳入学者を「一浪」、19~20歳入学者を「二浪まで」、19~21歳入学者を「三浪まで」として男女別にその比率を比べたところ、「一浪」は男性が17・0%、女性が12・7%となり、男性の方が多かった。