来春卒大学生、12月内定率も低下
NEWS 大学生の就職内定率は12月1日時点で前年度より1・7ポイント下がり、84・3%だったことが文科、厚労両省の集計で分かった。10月1日時点での内定率も今年は下がっており、コロナ禍を経て改善傾向が続いてきた就職環境に陰りが見え始めている。
卒業後の就職率は昨年4月1日時点で98・1%。コロナ禍以前を上回る水準だった。一方、10月1日時点では、昨年まで上昇が続いていたが、今年は1・9ポイント減の72・9%だった。12月1日時点でも同じ傾向をたどった。
12月1日時点の地域別就職内定率は関東地方が好調で前年同期比0・6ポイント増の91・2%。中部地区と九州地区の落ち込みが大きくそれぞれ5・2ポイント減の83・2%、78・3%だった。