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一刀両断 実践者の視点から【第614回】

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インターネット動画と民主主義

 インターネット動画の影響は政治や民主主義の根幹まで揺るがしている。何故そこまでするのだろうか。「高評価、チャンネル登録お願いします」と異口同音に訴えるのは何故なのだろうか。
 自分の主張を理解して欲しいからだけではなく収入につながるからでもある。
 ちなみに日本のYouTuberの1人の推定年収が約18億円とされていた。この金額を得られるとなると手段を選ばない輩も多く出現するのも理解できる。
 裏も取らないで噂を発信する事を放任している現実にやっと規制をかける動きがあるが極めて遅いように思われる。
 この危機管理の為体はいじめ対処や教員不足待遇の未改善とその苦しみを我が事に出来ない政治や行政の怠慢がある。
 だからこそ、批判ではなく、改善改革の意識は、未来を担う児童生徒そして学生に培う事が必要なのである。未来は必ず青年たちが変える。
 YouTuberもそうした教育を受けてきていたはずだが、浸透していなかった現実が見える。今からでも修正はきく。それは授業であり関わり次第だからである。最初から悪い子は存在しない。
(おおくぼ・としき 千葉県内で公立小学校の教諭、教頭、校長を経て定年退職。再任用で新任校長育成担当。元千葉県教委任用室長、元主席指導主事)

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