昨年度、脳・心臓疾患や精神疾患で亡くなり公務災害認定を受けた公立学校教職員は6人いたことが今年の過労死等防止対策白書で分かった。前年度より3人少なかった。学校の働き方改革を進めているものの、深刻な労働環境が続いていた。
　脳・心臓疾患で亡くなった教職員は義務教育段階で1人減の2人、それ以外の学校段階は2人減のゼロ人だった。精神疾患は義務教育段階でも、それ以外の学校段階でもそれぞれ前年度と同じ2人だった。精神疾患の受理件数はそれぞれ24件増の56件、6件増の33件だった。
　死亡を含め公務災害認定を受けた件数は、脳・心臓疾患で義務教育段階が2件増の7件、それ以外の学校段階で2件減の1件。精神疾患は義務教育段階が1件増の10件、それ以外の学校段階が1件減の5件だった。