冨樫純一　監修　グラフィオ　編　さがわゆめこ　イラスト

　本書は、全国４７都道府県の名前の由来が分かる辞典。見開きで一つの自治体を紹介している。
　例えば、北海道は、東海道や南海道など、日本の「五畿七道」（飛鳥時代の頃に作られた日本の地域区分）に合わせて「北海道」と付けられた。
　茨城県は、「茨」で「城」を造って拠点とし、悪い豪族を退治したからといわれている。兵庫県は、朝廷が建てた武器庫の名が「兵庫」だったから。沖縄県は、県内最大の島である沖縄島の名前を付けた。最後に、都道府県名への理解をより深める「まめちしき」を掲載する。
　県の由来だけでなく、都道府県庁所在地や成り立ちの年表、こぼれ話なども分かる。（小学校高学年から）
　（４４００円　金の星社）
　（Tel０３・３８６１・１８６１）