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先生からきみへ(3) 2時間目 さんすう

13面記事

子どもに読ませたい本

扇野 剛 文 花くまゆうさく 絵

 本書は、現役小学校教師が描く、子どもたちへの「先生の想い」が詰まったシリーズ。
 主人公は教職33年のベテラン、安西先生。安西先生には気になる児童が二人いる。算数の時間にふざける5年1組の桜木ソラくんと、聞いているフリをしている2組の嵐ハルさん。担任は自分には教えられないと自信をなくしていた。
 安西先生は職員会議で、試しに算数だけこの二人と授業をしたいと提案し、実行に移すことになった。二人とも安西先生の授業が楽しく、九九も分かるようになり、徐々に居場所になっていった。
 どの子も「今日も 学校 おもろいわ!!」と言える学校にすることや授業を楽しくすることは、先生の仕事―という言葉が印象的。(小学校中学年から)
 (1980円 仮説社 Tel03・6902・2121)

子どもに読ませたい本

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