マウスコンピューターが大阪教育大学と共同研究の成果を報告
11面記事マウスコンピューター
(株)マウスコンピューターは、大阪教育大学と実施した共同研究「次世代PC教室プロジェクト」の成果について報告をした。
GIGAスクール構想により1人1台端末が整備されICT環境が整ったことで、学校のコンピュータ教室を廃止する動きがでている。文部科学省では、「GIGAスクール構想に基づく1人1台端末環境下でのコンピュータ教室の在り方について」各自治体に事務連絡するなど、GIGA端末では対応できない学びを、コンピュータ教室で対応するため、整備や活用を進めることの重要性を指摘している。 そんな中、教育現場では、手探りでコンピュータ教室のPCや周辺機器の整備を進めている現状がある。こうした課題の解決を目的に、次世代のコンピュータ教室で実現できる学びや必要となる環境などについて共同研究を始めた。
共同研究の取り組みとしては、コンピュータ教室の現状やコンピュータ教室の学びの実態を調査するため、高校へのヒアリング調査や、大阪教育大学で進めているVR教材制作や授業での実証についての報告、またコンピュータ教室における、PCに必要な仕様について調査をした。
コンピュータ教室におけるPCに必要な仕様の調査では、さまざまなスペックのPC5種類をマウスコンピューターより、機材協力を得て実施。VR教材の編集や3Dプリンターの利用など4つのケースを想定し、5種類のPCが処理にかかった時間等を測定した。結果は、GIGA端末の性能では、対応できない処理がいくつかあったほか、従来のコンピュータ教室で使用されている「ロースペックPC」でも難しい処理が見られるとし、必要なスペックのPCを報告した。
共同研究の詳しい内容や調査結果は、URLから確認できる。
問い合わせ=(株)マウスコンピューター
https://www.mouse-jp.co.jp/contents/other/business/dx-highschool/pdf/osakakyoiku_daigaku.pdf