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修学旅行の出発式 東京駅東海道新幹線ホームで開催

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JR東海の職員に花束を贈呈する生徒たち

 関東地区公立中学校連合が主催する2024年度修学旅行出発式が5月8日、東京駅東海道新幹線出発ホームで行われた。9月28日までに、延べ748校、10万7617人の生徒が関西、北海道、東北、信州、北陸方面へ向かう。出発式には、この日第1便で出発する埼玉県の公立中学校の生徒、教職員、JR各社、旅行会社などが出席した。
 長きにわたるコロナ禍や大きな自然災害の発生などで、近年修学旅行は大きな困難に直面してきた。出発式にあたり関東地区公立中学校修学旅行委員会・長井勝利運営委員(埼玉県宮代町立前原中学校校長)は、「困難のたびに生徒や先生方、修学旅行に関係する数多くの方々の不断の努力で乗り越えてきた。大きな支障をきたすことなく円滑な実施を取り戻し、順調に修学旅行を継続できていることについて改めて感謝申し上げたい」と挨拶。修学旅行生には、「素晴らしき歴史、伝統・文化、人々との出会い、仲間との絆をさらに深めるなど、感性豊かな体験をしてきてほしい」と言葉を送った。続いて全国修学旅行研究協会・岩瀬正司理事長も、「修学旅行は中学校3年間のうちのたった2泊3日だが、一瞬にして永遠の2泊3日になるはず。明るく元気にさまざまなことを学んで、お金では買えない素晴らしい経験をしてきてほしい」と激励した。
 生徒を代表して挨拶したのは、さいたま市立土合中学校・村野仁香さん。「今日からの3日間、仲間とともに最高の思い出をつくりたい」と晴れやかに述べ、4名の生徒代表がJR東海の各出席職員に花束を贈呈した。最後にJR東海・和知勝之東京駅長は、「待ちに待った修学旅行。一生の思い出をたくさんつくってほしい。無事に帰ってくることを祈念している」と生徒たちを送り出した。

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