休憩時間確保へ、給食指導輪番制など推奨 中教審
NEWS 中教審の特別部会の審議まとめの原案では、教員の健康確保についても一節を設け、教育委員会による取り組みを求めている。勤務時間中に休憩時間を確保できるよう、授業を担当していない時間に休憩時間を割り振ったり、担任外の教員も含めて給食指導を輪番制にしたりするといった取り組みを推奨した。
また終業から始業までに一定時間以上の休息時間を設ける「勤務間インターバル」についても導入の意義を指摘。休息時間を確保できている教員の割合や、その改善状況を教委の働き方改革の指標の一つとすることを要望している。
教員のメンタルヘルス対策では、特に精神疾患による休職者の増加が深刻な若手教員への支援体制の充実を求めた。労働安全衛生法で産業医の選任やストレスチェックの実施を義務付けている50人に満たない大部分の公立学校では、教育委員会による健康管理の体制整備を訴えた。