金属釘をなくし、安全で安心できる校庭へ 「自然に還るグラウンドポイント」
11面記事頑丈で視認性も抜群のグラウンドポイント
エバニュー
子どもが安全な学校生活を送る上では、校舎とともに校庭の環境整備も欠かせない。こうした中、スポーツ用品メーカーとして知られる(株)エバニューの「自然に還るグラウンドポイント」が注目を集めている。いち早く本製品を導入した相模原市立清新小学校の東俊光教諭に話を聞いた。
広い校庭でも安心 視認性も◎
相模原市立清新小学校 東 俊光 教諭
「本校では地面に埋めた杭にスズランテープを括り付け、トラックなどを引く際の目印として使用していましたが、テープが取れて杭だけが残る状態になることが多々あり、危機感がありました」と振り返る。東教諭は同校の児童支援専任教諭。相模原市では1校に1人配置され、未登校児童の居場所を確認したり、事故を防ぐ仕組みを構築したりするなど、子どもの安全確保に取り組んでいる。
目印となるテープが飛んでしまうと、埋まった杭の場所は簡単には見つけられず、埋めた本人も場所を忘れてしまうことがあるという。打ち込む杭の数を減らすなどの対策は採っているものの、完全除去は難しい。校庭が広い学校ならなおさらだ。そんな矢先、(株)エバニューの担当者から「自然に還るグラウンドポイント」を紹介された。
「材質が金属でないところも安心ですが、この製品では目印に色付きのひもが使われています。かなり頑丈で千切れて飛んでいったり埋もれたりしないところも使いやすいですね」と視認性の良さにも満足げだ。同製品は生分解性素材を採用。従来の金属製品と違い、地中で分解されるため、露出した釘に接触してけがをするリスクを回避できる。子どもの安全確保のため、ぜひ導入を検討してほしい。
問い合わせ=(株)エバニュー 電話03・3649・3052