特別支援学校3359教室が不足
11面記事文科省集計
全国の公立特別支援学校の教室が昨年10月1日時点で3359教室不足していたことが3月26日、文科省の集計で分かった。令和3年度に実施した前回調査時より、不足数は381教室減った。足りていない分は特別教室を転用したり、教室に間仕切りを設置したりして対応していた。
都道府県別に見ると、都市部で不足が顕著だった。最も多いのは東京(558教室)。次いで大阪(370教室)、千葉(263教室)、埼玉(189教室)と続いた。
近年、特別支援学校に在籍する幼児・児童・生徒は増加しており、令和5年度は前年より2750人増の14万7608人だった。学級数も461増えているが、それに対応する教室の整備が追い付いていない実態がある。