「教職」に焦点当てたページ常設 4月からの紙面案内
9面記事現職の他、学生ニーズに対応 特別支援関連は全紙面で展開
日本教育新聞は4月に紙面を改めます。学校の働き方改革の進展とそれに伴う課題、教員年齢層の若返りといった変化を踏まえ、「教職」に焦点を当てたページを常設。教職に関心が高い学生の期待にも応えられるような記事を掲載していきます。
動画でも解説をしています。こちらからご覧いただけます。
今年1月1日付で「教師のウェルビーイング」を特集した際にインタビューした教員(中央)。4月からは、「教職」に焦点を当てたページを常設します
1週間のニュースをまとめてお届け
教育・保育に関わる情報を1週間分、まとめてお届けします。インターネットやテレビのニュースサイト・番組、日刊の新聞とは一線を画し、教育・保育に関心の深い方々が必要としている情報を絞り込み、紙面で提供していきます。
校種などに応じて独立したページ
小学校、中学校、高校など学校種に応じて独立したページを設け、それぞれの校種に関わる方々への関心に応えます。
中高一貫教育校、義務教育学校といった校種間の接続を見直した学校の取り組みも、折に触れてこれらのページで紹介していきます。
学校管理職層や、学校管理職を支える立場にある方々向けには、「学校経営」を2ページ見開きで展開します。
幼稚園や保育園など、小学校入学前の教育に携わる方々には、「幼稚園・保育園」のページが役立つことでしょう。増えつつある認定こども園も紹介していきます。幼児教育・保育や幼保小接続の本質に迫る実践・研究などを選んで記事を掲載します。
これらのページでは、研究指定校や国立大学附属学校など先導的な試みに挑んだ学校の実践の他、課題山積の学校の立て直しや、危機を切り抜けた経験などを紹介していきます。国公立学校園を中心に、注目を集める私立学校園の動向も報じます。
「教職」は、これまでの「特別支援教育」に関するページと同じページで毎週展開していきます。
「特別支援」は全てのページで
特別支援教育は、全ての校園種で大きな課題です。各学校種別のページを含め、紙面全体で関連情報を掲載します。
読みこなすヒント
1面に常設している「不易流行」は、教育界の出来事や、時流を交えながら、記事そのものを楽しんでもらうコラムです。
3面の社説では、教育界の課題について、現場の視点を交えて解説するとともに、打開に向けた提言を打ち出します。
公開授業や、講演会、シンポジウムなどを紹介する「情報掲示板」は、小学校面か中学校面のどちらかに毎週、掲載していきます。情報を募集しています。お問い合わせをお待ちしています。公開授業・研究会の開催情報をまとめて一挙掲載する特集も組む予定です。
教育界の新しい課題を多面的に掘り下げるニュースインサイド(2面)はさらに充実させます。毎月3週目には、本紙記者と専門家がそれぞれの視点で執筆する解説をまとめて掲載します(3面)。
「子どもと地域の課題」は、学校教育とは別の角度から子どもに焦点を当てた記事としてご案内しています。
「書評」ができるまで
日々、数多くの書籍が出版されています。本紙の書評は毎週4本を掲載。教育に携わる皆さまの関心に沿いそうな新刊を一覧にまとめ、書評委員がその中から選んだ本を論評しています。書評委員は、教育に長く携わった20人ほどが名を連ねます。一覧以外からも書評委員自身が選んだ本を紹介することもあります。
おおむね、発行から1~2年以内で、入手しやすい本をご紹介するようにしています。書評とは別に「子どもに読ませたい本」に関する欄があります。
電子版なら手軽にスマホでも読める
スマートフォン、パソコン、タブレット端末などから手軽に読める日本教育新聞電子版。「NIKKYO WEB」と呼んでいます。本紙をご購読いただくと無料で、全てのサービスを利用できます。会員登録が必要です。
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印刷した日本教育新聞よりも早く教育界の動向をつかめます。
・記事データベース
過去25年分の記事をキーワード入力などで検索し、全文をお読みいただけます。
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本紙記者による記事紹介などを年間通じて視聴できます。
・限定記事
印刷した日本教育新聞には掲載しない電子版限定の記事や連載企画が毎日のようにあります。地域限定情報なども掲載しています。
連載・新企画
【ニュース・総合】
新連載 論点解説 教育時事
教育時事を専門家が解説します。2面に随時掲載していきます。
【学校経営】
新連載 文科省職員の独り言
現職の文科省職員に、日々の職務を通した実感をつぶやいていただきます。
学校・教育委員会の実情や教育への思いをつづっていただく人気コーナー。各地の声を発信します。
経験豊かな校長や、校長経験者が実体験を交えて、学校経営のポイントなどをつづります。
ミドルリーダーや次の副校長・教頭、校長候補者の育成策を、研究者やベテラン・退職校長らが提案します。
主に学校管理職に向けて、学校や教育活動を改善していくための考え方、視点を提言する欄です。
学校や教育行政のリーダー層に向けて、名著をはじめ、映画、マンガ、ゲームなどを紹介します。学校づくりに新しい視点を与えてくれるはずです。
朝礼をはじめ、校長が講話を行う際の例やヒントを紹介していきます。
教職員集団の中で特に激務といわれる副校長・教頭。日々の苦労とそれを乗り越える工夫などをつづります。
【幼稚園・保育園】
新連載 遊びに誘う財を育てる
鳴門教育大学附属幼稚園の園長として「遊誘財」など、子どもが主体的に遊び込み・育つ環境づくりについて全国的に注目を集める保育を進めてきた佐々木晃さん(鳴門教育大学大学院教授)。子どもも保育者も保育を楽しいと感じ、共に育っていく保育づくりのアイデアなどを紹介します。
新連載 「こどもまんなか」の保育を考える
昨年、「こどもまんなか社会」を目指して、こども家庭庁が発足し、政府を挙げて施策を進めています。幼児教育の研究者、現場の園長などが、「こどもまんなか」を具現化する保育についての思いを述べます。
学習院大学の秋田喜代美教授(東京大学名誉教授)によるエッセーです。
玉川大学の大豆生田啓友教授が、幼児教育・保育についてエピソードとともに特に大切にしたいことをつづります。
【小学校】
新連載 体験と学習
ICT活用や教育・学校DXの必要性が高まる中で、学校現場ではアナログ的手法の良さや体験活動の教育的意義を見直すような声も上がっています。従来型の教育でなくては味わえないことや必要性を、研究者による提案や実践事例などを交えて伝えていきます。
新連載 事例に学ぶ 防災・環境教育
能登地震などを踏まえ、全国各地で防災・環境教育への関心が高まっています。読者から寄せられた連載に関する要望でも指摘があったことから、各地の防災・環境教育に関する実践事例などを紹介します。
【中学校】
新連載 不登校 大人に何ができるか
増え続けている不登校。この傾向はしばらく続くことが予想されます。藤平敦・日本大学教授の協力の下、研究者や実践者、教委担当者らに不登校減少に向けた取り組みや施策を紹介してもらいます。
新連載 わが校・わがまち 自慢の部活動
部活動の地域移行が進む中、地域の協力によって活動の幅が広がっています。同時に、実績を重ねてきた部活動の中にも、ユニークな取り組みがあります。どちらも紹介する新企画です。
【高校】
新連載 研究への扉―大学ゼミめぐり
各大学・大学院の研究室を訪れ、ゼミの特色や研究の概要について紹介してもらいます。高校生の進路選択の参考にもなる内容を目指します。
著名人や大学で活躍している学生などが大学進学をはじめとする自らのキャリアについて語ります。
【特別支援】
新連載 陽だまり
特別支援教育の子どもたちに関わる教員のエッセーです。日々の業務の中で気付いた子どもの成長や変化について、それがどのような意味を持つのか、感じたことをつづってもらいます。
特別支援学級や通級指導、特別支援学校の教室では、どんな教材教具の工夫がされているのか。特別支援教育の現場から、教員自作の教材教具を紹介します。
【教職】
新連載 教師の相談室
授業や子どもとの関係づくり、保護者対応など、教師の仕事のあれこれについてのQ&Aコーナー。教員や教職志望者からの質問に経験豊かな教師らが答えます。
【家庭・地域・総合】
各地の自治体議会には、教育と関係が深く、他の自治体でも課題となり得る質疑があります。その内容とともに、関連する情報やその背景などを加えて解説します。
行政学者の坂野喜隆さんが自治体議会の動きを紹介するとともに、地方自治の中でどのような意義があるか分析します。
児童委員、主任児童委員の悩みに対し、経験豊かな児童委員、元児童委員が答えます。
青少年教育施設で、教員から転じて勤務するようになった人たちがどのような事業に取り組み、どのようなことを学んだのか。引き続き、「教員編」をお届けします。
【メディア】
教育界内外で活躍する老若男女に、これからの教育の在り方などを語ってもらう長期連載企画です。