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企画展『日本の「かたち」を描く』を開催

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企画特集

領土・主権展示館

 領土・主権展示館(東京都千代田区)は、今月6日から企画展『日本の「かたち」を描く―地図・海図編纂にみる領土・海洋認識の変遷―』を開催している。
 最新の研究成果を踏まえ、江戸時代から明治初めにかけての日本の地図・海図編さんの歴史を紹介する。特に大きいものでは2メートルを超える、実際の当時の地図や精巧な複製地図などを展示して、伊能忠敬の地図が世界の海図の改善に大きく貢献したこと、江戸城の重大な秘密がイギリスの海図で暴露されてしまったことなど、地図や海図に関する知られざるエピソードを紹介する。
 企画展は4月14日まで開催する。
 東京・虎ノ門駅近くにある領土・主権展示館は、我が国の領土・主権に関する事実や我が国の立場に関する正確な理解を国内外に浸透させていくための国立の展示施設。「北方領土」「竹島」「尖閣諸島」は、いずれも、一度も他の国の領土になったことがない日本固有の領土。常設展では、これらの島々での人々の営みや歴史を振り返りながら学ぶことができる。
 社会科見学や修学旅行、事前・事後学習でも活用する学校が多く、より充実した学習にするための解説付きプログラムも用意している。同プログラムは少人数や班別での利用も可能。
 学習指導要領で「領土教育」の充実が図られている一方、児童生徒への指導は難しい。日本の領土の学びを深める活動の一つとして、この機会に、領土・主権展示館を活用してみてはいかがだろうか。

 問い合わせ=領土・主権展示館
 電話03・6257・3715
 ホームページ=https://www.cas.go.jp/jp/ryodo/tenjikan

 〒100―0013 東京都千代田区霞が関3―8―1 虎ノ門ダイビルイースト1階
 開館時間10時~18時
 3月3日(日)、月曜日休館、入館無料

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